
自律神経失調症
自律神経失調症は、疲労やストレス、生活リズムの乱れなどが重なり、心身のバランスが崩れることで起こります。めまいや不眠、動悸、倦怠感など症状は多岐にわたり、日常生活にも影響を及ぼします。当院では東洋医学の観点から、鍼灸や生活指導を通じて体のリズムを整え、自然な回復力を高めることを目指しています。

双極性障害
双極性障害とは、感情の波が大きく変動する精神疾患で、以前は「躁うつ病」と呼ばれていました。気分が高揚し活動的になる「躁状態」と、気分が落ち込み無気力になる「うつ状態」が繰り返し現れるのが特徴です。躁状態では睡眠が少なくても元気で、多弁や浪費、衝動的な行動が見られることもあります。一方うつ状態では強い抑うつ気分、集中力低下、自己否定感が続き、日常生活に支障をきたします。発症には遺伝的要因やストレス、生活リズムの乱れが関与するとされ、適切な薬物療法や心理社会的支援、規則正しい生活習慣の維持が重要です。

うつ病
うつ病は、強い気分の落ち込みや意欲の低下が長期間続き、日常生活や社会生活に支障をきたす精神疾患です。単なる一時的な気分の落ち込みとは異なり、集中力の低下や眠れない・眠りすぎるなどの睡眠障害、食欲の変化、疲労感、自己否定感などが特徴的に現れます。原因は脳内の神経伝達物質の不調和、心理的ストレス、環境要因などが複雑に関わると考えられています。治療は薬物療法と心理的支援を組み合わせ、休養や生活リズムの安定を図ることが大切です。早期に専門家へ相談することで回復の可能性が高まります。

パニック障害
パニック障害は、突然理由もなく強い動悸や息苦しさ、めまい、発汗などの発作が繰り返し起こる精神疾患です。発作時には「死んでしまうのでは」という強い恐怖を伴うことが多く、再発を恐れて外出や人混みを避けるなど生活に支障が生じやすくなります。原因には脳の不安関連回路の過敏性やストレス、体質的要因が関わると考えられています。治療には薬物療法や認知行動療法が用いられ、安心できる環境づくりや生活習慣の安定も有効です。早期に適切な支援を受けることで、症状の軽減や再発予防が期待できます。

社会不安障害
社会不安障害は、人前で話す・食事をする・視線を浴びるなど、社会的な状況で強い緊張や不安を感じ、日常生活に支障をきたす疾患です。単なる恥ずかしがりやとは異なり、「失敗して笑われるのでは」という恐怖から、動悸や震え、発汗など身体症状を伴うこともあります。そのため学業や仕事、人間関係が制限される場合もあります。背景には脳の不安反応の過敏さや性格傾向、過去の体験が関わると考えられています。治療には薬物療法や認知行動療法が有効で、段階的に安心できる場面で練習を重ねることが改善につながります。
強迫性障害

強迫性障害は、「手が汚れているのでは」「戸締まりを忘れたのでは」など不合理だと分かっていても不安が止まらず、繰り返し確認や行為をしてしまう疾患です。強迫観念と呼ばれる不安な考えが頭から離れず、それを打ち消すために強迫行為を行います。例えば過度の手洗い、何度も同じ確認を繰り返すなどが典型的です。このため時間やエネルギーを大きく消耗し、生活の質が下がることも少なくありません。原因には脳の働きの不均衡やストレス、性格的要因が関与するとされます。治療は薬物療法や認知行動療法が中心で、適切な支援により症状を和らげることが可能です。

産後うつ症状
産後うつは、出産後に多くの母親が経験する心の不調で、強い気分の落ち込みや不安、涙もろさ、育児への自信喪失などが特徴です。ホルモンバランスの急激な変化や、睡眠不足、育児や家庭環境のストレスが発症に関与すると考えられています。単なる一時的な「マタニティブルーズ」とは異なり、症状が2週間以上続き、日常生活や育児に大きな支障をきたす場合には治療が必要です。早期に専門家へ相談し、薬物療法や心理的支援を受けるとともに、家族や周囲の理解と協力が大切です。適切なサポートによって回復は十分に可能であり、母親自身の心身の安定が子育てにもつながります。

産後の腰痛症
出産後は、妊娠中からの骨盤や筋肉への負担、ホルモンによる関節のゆるみ、育児に伴う抱っこや授乳姿勢などが重なり、腰痛が起こりやすくなります。放置すると慢性化し、肩こりや骨盤の歪みなど他の不調につながることも少なくありません。鍼灸は、血流や筋肉の緊張を改善し、自然な回復力を高めることで産後の腰痛に有効とされています。薬に頼りにくい授乳期にも安心して受けられる点が大きな利点です。痛みを和らげながら体のバランスを整えることで、育児をより快適に過ごせるようサポートいたします。産後の体調管理の一つとして、鍼灸をぜひご活用ください。

不眠症(深夜覚醒)
不眠症の中でも「夜中に何度も目が覚めてしまう」「一度起きると再び眠れない」といった症状は、心身の疲労回復を妨げ、日中の倦怠感や集中力低下につながります。原因にはストレスや自律神経の乱れ、加齢、ホルモンバランスの変化などが関与すると考えられています。鍼灸は自律神経や血流を整え、心身の緊張をやわらげることで自然な眠りをサポートします。薬に頼りすぎず、体のリズムを回復させたい方に適した方法です。夜間の中途覚醒でお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。

ホットフラッシュ
ホットフラッシュは、更年期に多くみられる症状で、突然顔や首、胸元が熱くなり、大量の発汗を伴うことがあります。自律神経やホルモンの乱れが原因とされ、動悸や不安感、睡眠障害を引き起こすことも少なくありません。生活の質を大きく損なうため、適切なケアが必要です。鍼灸は血流を整え、自律神経のバランスを回復させることで、ホットフラッシュの頻度や強さを和らげる効果が期待できます。薬に頼らず自然な方法で体を整えたい方におすすめです。心身の安定を取り戻し、日々を快適に過ごすために、ぜひご相談ください。

冷え性
冷え性は、手足や腰、全身が慢性的に冷える状態で、血流の滞りや自律神経の乱れ、ホルモンバランスの影響などが原因と考えられています。放置すると肩こり、腰痛、疲れやすさ、生理痛などさまざまな不調につながることもあります。鍼灸は血流や気の巡りを整え、体の深部から温めることで、冷えによる症状の改善や体質の根本的な改善に役立ちます。また、薬に頼らず自然な方法で体を整えられる点も魅力です。日常生活の快適さを取り戻すために、冷えにお悩みの方はぜひご相談ください。

メニエール症候群(メニエール病)
メニエール症候群は、内耳の異常によりめまい、耳鳴り、耳の詰まり感、難聴などが繰り返し起こる疾患です。発作は突然現れることが多く、日常生活に大きな支障をきたす場合もあります。原因は内耳のリンパ液の異常や血流・自律神経の乱れ、ストレスなどが関与すると考えられています。症状の軽減や再発予防には、生活リズムの安定、ストレス管理、必要に応じた薬物療法が有効です。また、鍼灸は血流や神経の調整を助け、めまいや耳鳴りの軽減に役立つ場合があります。日常生活への影響が大きい場合は、早めの相談が安心です。

ホットフラッシュ
ホットフラッシュは、主に更年期に女性が経験する急激な体温上昇と発汗を伴う症状です。これは女性ホルモンの減少により自律神経のバランスが乱れ、体温調節機能が過敏になることが原因とされています。突然のほてりや顔の赤み、発汗、動悸などが現れ、日常生活に大きなストレスをもたらします。
当院の鍼灸治療は、自律神経の調整を促し、ホットフラッシュの症状を和らげます。体のバランスを整え、心身の安定を図ることで、快適な毎日をサポートします。

冷え性
冷え性は、手足や体の末端が慢性的に冷たく感じる症状で、血行不良や自律神経の乱れが主な原因です。女性に多く見られ、ストレスや運動不足、ホルモンバランスの変化も影響します。冷えは体の不調を招きやすく、肩こりや疲労感、免疫力低下につながることもあります。適切な対処が重要です。
当院の鍼灸治療は、血流を促進し自律神経のバランスを整えることで冷え性を改善します。体の芯から温め、自然治癒力を高める安全な施術で、快適な体温管理をサポートします。

めまい/耳鳴り/頭痛
目眩は、体のバランスを司る内耳や脳の異常により、周囲が回って見えたり、ふらつきが生じる症状です。原因は多岐にわたり、生活に支障をきたすこともあります。
耳鳴りは、外部の音がないのに耳の中で音が聞こえる状態で、聴覚神経の異常やストレス、血行不良が関与しています。慢性化すると日常生活に影響を及ぼします。
頭痛は、緊張型や片頭痛など様々な種類があり、血管の拡張や筋肉の緊張、神経の異常が原因です。慢性的な頭痛は生活の質を大きく低下させます。

動悸/息切れ
動悸は、心臓の鼓動が速くなったり、不規則になったりする症状で、心臓の機能異常や自律神経の乱れ、ストレスなどが原因です。時に胸痛や息切れを伴い、生活に支障をきたすこともあります。早期の診断と適切な治療が重要です。
息切れは、運動時や安静時に呼吸が苦しくなる症状で、心肺機能の低下や呼吸器疾患、自律神経の乱れが原因となります。慢性的な息切れは体力低下や生活の質の低下を招くため、原因の特定と対処が必要です。

フラフラ感/ふわふわ感
フラフラ感やフワフワ感は、めまいや平衡感覚の異常、自律神経の乱れ、血圧変動、ストレスなどが原因で起こることがあります。内耳の障害や脳の血流不足、過労や睡眠不足も影響し、日常生活に支障をきたすことがあります。適切な診断と治療が重要です。
鍼灸や漢方薬で上下左右の気のバランスを整えながら、内側の気を安定出来るように養生も併せて提案させて頂きます。
この症状は治癒には時間がかかるケースが多いので、しっかりと生活環境を整えながら、定期的な施術を行いましょう

胸苦しい
胸苦しさは、心臓や肺、消化器、精神的ストレスなど多様な原因で生じる症状です。狭心症や心筋梗塞、呼吸器疾患、逆流性食道炎、自律神経失調症などが代表的な病因です。症状には息切れや痛み、圧迫感を伴うことが多く、早期の診断と適切な治療が必要です。放置すると重篤な状態に繋がる恐れもあります。
当院の鍼灸施術は、自律神経の調整や血流改善を促し、胸苦しさの緩和を目指します。心身のバランスを整え、自然治癒力を高める安全な施術です。

生理痛
生理痛は、子宮や卵巣の血流障害やホルモンバランスの乱れにより、子宮筋の過度な収縮や炎症が引き起こされることで生じます。ストレスや冷え、生活習慣の乱れも症状を悪化させる要因です。東洋医学では、気血の滞りや冷えが生理痛の主な原因と考えられ、体のバランスを整えることが重要です。適切な治療を行わないと、慢性的な痛みや不調の原因となることもありますので、早めの対処が望まれます。
鍼灸は、気血の流れを改善し、体の冷えを取り除くことで生理痛の緩和に効果的です。自然治癒力を高め、痛みの根本原因にアプローチするため、薬に頼らず体質改善を目指せます。

PMS(月経前症候群)
月経前症候群(PMS)は、月経開始前のホルモンバランスの変動により、身体的・精神的なさまざまな不調が現れる状態です。主な症状には、腹部の張りや痛み、頭痛、イライラ、不安、抑うつ感などがあり、日常生活に支障をきたすこともあります。東洋医学では、気血の滞りや肝の機能低下、冷えがPMSの原因とされ、体内のバランスを整えることが重要と考えられています。適切なケアを行うことで症状の軽減が期待できます。
鍼灸は、気血の流れを促進し、精神の安定と身体の調和を図ることでPMSの症状を和らげます。自然治癒力を高め、心身のバランスを整えるため、薬に頼らず根本的な改善を目指せます。

月経周期の異常
月経周期の異常は、ホルモンバランスの乱れや子宮・卵巣の機能障害、ストレスや生活習慣の影響により起こります。周期が短すぎる、長すぎる、あるいは不規則になることがあり、無月経や過多月経などの症状を伴う場合もあります。東洋医学では、気血の不足や滞り、腎や肝の機能低下が原因とされ、体内の調和を取り戻すことが治療のポイントです。放置すると不妊や他の婦人科疾患のリスクが高まるため、早期の対処が大切です。
鍼灸は、気血の流れを整え、ホルモンバランスを調節することで月経周期の正常化を促します。自然治癒力を高め、体質改善を目指すため、薬に頼らず根本からの改善が期待できます。

不妊症/不育症
不妊症は、妊娠を望む男女が一定期間妊娠に至らない状態を指します。女性では卵巣機能の低下、排卵障害、子宮内膜異常などが原因となり、男性では精子の異常が関与します。ストレスや生活習慣も影響し、東洋医学では気血の不足や滞り、腎の機能低下が不妊の背景と考えられています。
不育症は、妊娠は成立するものの流産や早期死産を繰り返す状態です。子宮の環境異常、免疫異常、ホルモンバランスの乱れなどが原因とされます。東洋医学では気血の不足や瘀血(おけつ)、腎や肝の機能低下が影響し、体内の調和を回復することが重要とされています。
鍼灸は、気血の流れを改善し腎の機能を高めることで妊娠力をサポートします。自然治癒力を促進し、体質改善を目指すため、薬に頼らず根本的な不妊・不育症対策に効果的です。

つわり/逆子
つわりは妊娠初期に起こる吐き気や嘔吐などの症状で、ホルモンバランスの変化や自律神経の乱れが主な原因とされています。体内の気血の不調や胃腸の働きの低下も影響し、東洋医学では気の滞りや胃腸の弱りがつわりの原因と考えられています。適切なケアで症状の緩和が期待できます。
逆子は胎児が正常な頭位ではなく、臀位や横位で位置する状態です。子宮内の環境や胎児の動き、母体の冷えや気血の滞りが関与するとされます。東洋医学では腎の機能低下や気血の不調が逆子の原因と考えられ、体のバランスを整えることが重要です。
鍼灸は気血の流れを促進し、母体の冷えや緊張を和らげることでつわりや逆子の改善をサポートします。自然治癒力を高め、妊娠中の体調を整える安全な療法です。

妊娠中の漢方薬と養生
妊娠中は母体と胎児の健康を守るため、体調の変化に合わせたケアが必要です。漢方薬は自然由来の成分で、体のバランスを整えながら妊娠特有の不調を和らげる効果があります。無理なく体力を補い、冷えやストレスを軽減することで、安定した妊娠期間をサポートします。また、日常生活では十分な休息と栄養、適度な運動、心身のリラックスを心がけることが大切です。漢方と養生を組み合わせることで、健やかなマタニティライフを実現しましょう。

腰椎椎間板ヘルニア
椎間板ヘルニアは、背骨の間にある椎間板の中心部が外に飛び出し、神経を圧迫することで痛みやしびれを引き起こす疾患です。腰や首に強い痛みが生じ、場合によっては脚や腕の感覚障害や筋力低下を伴います。長時間の姿勢不良や加齢、過度な負荷が原因となることが多く、適切な治療が必要です。
鍼治療は、痛みの緩和や筋肉の緊張をほぐす効果があります。血流を改善し、自然治癒力を高めることで椎間板ヘルニアの症状緩和に役立ちます。

脊椎すべり症および分離症
脊椎すべり症は、背骨の一部が前方にずれてしまう状態で、神経を圧迫し腰痛や下肢のしびれを引き起こします。加齢や姿勢の悪さ、過度な負荷が原因で発症しやすく、症状の進行により歩行困難になることもあります。早期の対処が重要です。
分離症は、脊椎の椎弓が疲労骨折などで分離した状態を指します。若年層やスポーツ選手に多く見られ、腰痛の原因となります。適切な安静やリハビリが必要で、放置すると脊椎すべり症に進行することもあります。
鍼灸は筋肉の緊張をほぐし血流を促進、痛みを和らげる効果があります。脊椎の症状改善や自然治癒力の向上に役立ちます。

脊柱管狭窄症
うつ病は、強い気分の落ち込みや意欲の低下が長期間続き、日常生活や社会生活に支障をきたす精神疾患です。単なる一時的な気分の落ち込みとは異なり、集中力の低下や眠れない・眠りすぎるなどの睡眠障害、食欲の変化、疲労感、自己否定感などが特徴的に現れます。原因は脳内の神経伝達物質の不調和、心理的ストレス、環境要因などが複雑に関わると考えられています。治療は薬物療法と心理的支援を組み合わせ、休養や生活リズムの安定を図ることが大切です。早期に専門家へ相談することで回復の可能性が高まります。

腰痛(ぎっくり腰)
ぎっくり腰は、急に腰に激しい痛みが走る急性の腰痛で、筋肉や靭帯の損傷が主な原因です。動作の際に痛みが増し、日常生活に支障をきたすこともあります。早期の安静と適切なケアが重要です。
慢性腰痛は、長期間続く腰の痛みで、筋肉のこりや姿勢の悪さ、椎間板の変性などが原因となります。生活習慣の改善や継続的な治療が必要で、痛みの悪化を防ぐことが大切です。
鍼灸は筋肉の緊張をほぐし、血流を促進して痛みを和らげます。自然治癒力を高め、ぎっくり腰や慢性腰痛の症状改善に効果的です。

坐骨神経痛
坐骨神経痛は、腰からお尻、太もも、ふくらはぎにかけて走る坐骨神経が圧迫や刺激を受けることで生じる痛みやしびれの症状です。原因は椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症、筋肉の緊張など多岐にわたり、日常生活に支障をきたすこともあります。適切な診断と治療が重要で、症状に応じたケアが必要です。
鍼灸は筋肉の緊張を緩和し、血流を改善することで坐骨神経痛の痛みやしびれを和らげます。自然治癒力を高め、症状改善に役立ちます。

筋けいれん(こむらがえり)
こむら返りは、ふくらはぎの筋肉が突然強く収縮し、激しい痛みを伴う痙攣状態を指します。運動中や就寝時に起こりやすく、筋肉の疲労や血行不良、ミネラル不足、冷えなどが原因とされています。頻繁に起こる場合は生活習慣の見直しや適切な治療が必要です。放置すると睡眠障害や日常生活の支障にもつながるため注意が必要です。
鍼灸は筋肉の緊張をほぐし血流を促進、こむら返りの痛みを和らげます。再発予防や筋肉の柔軟性向上にも効果的です。

頸椎椎間板ヘルニア
双極性障害とは、感情の波が大きく変動する精神疾患で、以前は「躁うつ病」と呼ばれていました。気分が高揚し活動的になる「躁状態」と、気分が落ち込み無気力になる「うつ状態」が繰り返し現れるのが特徴です。躁状態では睡眠が少なくても元気で、多弁や浪費、衝動的な行動が見られることもあります。一方うつ状態では強い抑うつ気分、集中力低下、自己否定感が続き、日常生活に支障をきたします。発症には遺伝的要因やストレス、生活リズムの乱れが関与するとされ、適切な薬物療法や心理社会的支援、規則正しい生活習慣の維持が重要です。

胸郭出口症候群によるしびれ
胸郭出口症候群は、首から肩、腕にかけての神経や血管が胸郭出口で圧迫されることで起こる症状群です。主な症状は、肩こりや腕のしびれ、痛み、冷感、筋力低下などで、日常生活に支障をきたすこともあります。原因は姿勢の悪さや筋肉の緊張、外傷など多岐にわたり、早期の適切な診断と治療が重要です。
当院の鍼灸治療は、筋肉の緊張を和らげ血流を改善することで、胸郭出口症候群の症状緩和を目指します。痛みやしびれの軽減に効果的で、自然治癒力を高める安全な施術です。

肩関節周囲炎(五十肩)
うつ病は、強い気分の落ち込みや意欲の低下が長期間続き、日常生活や社会生活に支障をきたす精神疾患です。単なる一時的な気分の落ち込みとは異なり、集中力の低下や眠れない・眠りすぎるなどの睡眠障害、食欲の変化、疲労感、自己否定感などが特徴的に現れます。原因は脳内の神経伝達物質の不調和、心理的ストレス、環境要因などが複雑に関わると考えられています。治療は薬物療法と心理的支援を組み合わせ、休養や生活リズムの安定を図ることが大切です。早期に専門家へ相談することで回復の可能性が高まります。

外傷性頚部症候群(むち打ち)
パニック障害は、突然理由もなく強い動悸や息苦しさ、めまい、発汗などの発作が繰り返し起こる精神疾患です。発作時には「死んでしまうのでは」という強い恐怖を伴うことが多く、再発を恐れて外出や人混みを避けるなど生活に支障が生じやすくなります。原因には脳の不安関連回路の過敏性やストレス、体質的要因が関わると考えられています。治療には薬物療法や認知行動療法が用いられ、安心できる環境づくりや生活習慣の安定も有効です。早期に適切な支援を受けることで、症状の軽減や再発予防が期待できます。

肩背部全体の痛みと緊張
社会不安障害は、人前で話す・食事をする・視線を浴びるなど、社会的な状況で強い緊張や不安を感じ、日常生活に支障をきたす疾患です。単なる恥ずかしがりやとは異なり、「失敗して笑われるのでは」という恐怖から、動悸や震え、発汗など身体症状を伴うこともあります。そのため学業や仕事、人間関係が制限される場合もあります。背景には脳の不安反応の過敏さや性格傾向、過去の体験が関わると考えられています。治療には薬物療法や認知行動療法が有効で、段階的に安心できる場面で練習を重ねることが改善につながります。

肩こり全般
強迫性障害は、「手が汚れているのでは」「戸締まりを忘れたのでは」など不合理だと分かっていても不安が止まらず、繰り返し確認や行為をしてしまう疾患です。強迫観念と呼ばれる不安な考えが頭から離れず、それを打ち消すために強迫行為を行います。例えば過度の手洗い、何度も同じ確認を繰り返すなどが典型的です。このため時間やエネルギーを大きく消耗し、生活の質が下がることも少なくありません。原因には脳の働きの不均衡やストレス、性格的要因が関与するとされます。治療は薬物療法や認知行動療法が中心で、適切な支援により症状を和らげることが可能です。

体幹部・手足および外傷(捻挫や打撲)
捻挫や打撲は、体の関節や筋肉、靭帯などに外力が加わることで起こる外傷です。捻挫は関節周囲の靭帯が伸びたり部分的に断裂した状態で、痛みや腫れ、関節の動きの制限が生じます。打撲は筋肉や皮膚の組織が衝撃で損傷し、内出血や腫れ、痛みが特徴です。
鍼灸治療は、これらの症状に対して血行促進や炎症の軽減、筋肉の緊張緩和を促し、自然治癒力を高める効果があります。痛みの緩和や回復の促進が期待でき、薬に頼らず身体本来の力で治療を進めたい方におすすめです。

肋間神経痛
肋間神経痛は、肋骨の間を走る肋間神経が刺激や圧迫を受けることで起こる痛みの症状です。胸や背中、側腹部に鋭い痛みやしびれが現れ、呼吸や動作で痛みが増すことがあります。原因は筋肉の緊張や姿勢の悪さ、外傷、帯状疱疹後の神経障害など多岐にわたります。
鍼灸治療は、筋肉の緊張をほぐし血流を改善することで神経の圧迫を和らげ、痛みの緩和に効果的です。また、自律神経の調整も期待でき、症状の改善や再発予防に役立ちます。薬に頼らず自然な治癒力を引き出したい方におすすめの治療法です。

上腕骨外側上顆炎(テニス肘)
テニス肘(上腕骨外側上顆炎)は、肘の外側にある腱や筋肉が過度の使用や繰り返しの動作によって炎症を起こす病態です。主に手首や指を使う動作で肘の外側に痛みが生じ、物を握ったり持ち上げたりする際に不快感や力が入りにくくなることがあります。
鍼灸治療は、炎症を抑え血流を促進することで痛みの軽減と組織の修復を助けます。また、筋肉の緊張を和らげることで動作の負担を減らし、自然治癒力を高める効果があります。薬に頼らず根本的な改善を目指す方に適した治療法です。

手首の痛み(腱鞘炎)
腱鞘炎は、手や指の腱を包む腱鞘が炎症を起こす状態です。過度な使用や繰り返しの動作により腱鞘が摩擦を受け、腫れや痛み、動かしにくさが現れます。特に手首や指の付け根に症状が出やすく、日常生活での動作に支障をきたすことがあります。早期の適切なケアが重要です。

手のひらの痛み(ばね指、弾発指)
ばね指(弾発指)は、指の腱鞘(腱を包むトンネル状の組織)が炎症や肥厚により狭くなり、腱の滑りが悪くなることで起こる病態です。指を曲げ伸ばしする際に引っかかりや痛みが生じ、ひどくなると指が曲がったまま戻らなくなることもあります。特に朝のこわばりや動かし始めの痛みが特徴で、女性や中高年に多く見られます。原因は手指の過度な使用や加齢、糖尿病などの全身疾患が関係しています。鍼灸治療は、炎症を抑え血流を促進することで腱鞘の状態を改善し、痛みや引っかかりの軽減に効果的です。自然治癒力を高め、動きやすさを取り戻すサポートをします。薬や手術に頼らず根本的な改善を目指す方におすすめの治療法です。

手の灼熱感
手の灼熱感は、手や指に火照りや熱さを感じる症状で、神経の異常や血行不良、炎症などが原因で起こります。例えば、末梢神経の障害や糖尿病性神経障害、血管の循環障害、またはストレスや筋肉の緊張によることもあります。症状が続くと日常生活に支障をきたすこともあるため、早めの対処が大切です。
鍼灸治療は、血流を改善し神経の働きを整えることで灼熱感の緩和に効果が期待できます。また、筋肉の緊張をほぐし自律神経のバランスを整えることで、症状の改善や再発防止にも役立ちます。自然治癒力を高めたい方におすすめの治療法です。